後書き
 クリスマスなのに予定のない皆さんこんにちわ。私も予定は全くありませんw
 そんな君たちが大好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!w
 
 そんなわけでクリスマス企画「SCS」楽しんで頂ければ幸いでございます。
 
 この物語の基本コンセプトは「十年ぶりの再会」だったのですが、当初のシナリオはクリスマスイブに巻き起こるサンタクロース強奪戦。サンタクロースになれた人物は特例として好きな相手一人に好きなプレゼントを贈る権利がもらえ、それを手に入れるために選ばれた奴らはサンタとして敵を倒すという実に血生臭いシナリオでした。何しろ決め台詞が「サンタの服が何で赤いか知ってるか? これは敵を殺した時の血を含んでいるからさ」と夢も希望もない物語w いや、ホントはもうちょっとライトでしたけどね。ただ考えたには考えたんですが、コンセプトにうまく結びつかず、当初のストーリーを完全に没にしてまったく新しい、「SCS」が誕生したわけです。
 
 最初は普通にサンタが男女の仲を取り持つ的な感じで進行させようとしたんですけど、それじゃあ物足りないと過去の回想と現実の繋がりのズレ、つまりヒロインの一人称の変更をギミックとして使用してみました。「十年ぶりの一人称…………」という台詞は大のお気に入りです。
 
 え〜ちなみに最初に考えていた「SSS」は「セルフィッシュ、サンタクロース、サバイバル(Selfish Santaclaus Survival)」の略です。そして結果として出た「SCS」は…………言わないでも分かりますよね? まあ、一応言っておけば「サンタクロース、キャッスル、サンド(Santaclaus Castle Sand)」の略です。読み方的には「サンタクロースと砂の城」という感じで。日本語的にも英語的にも順番がおかしいという突っ込みは受け付けません。何で砂の城になったかといえば、何ででしょうねぇ〜。多分PCゲーム「朱」のお気に入り曲「砂の城」が頭に浮かんだからだと思いますけど、本当のところは私のシナプスに聞いてみないと分かりません。本当に思い付きでしたから。
 
 さて、次の仕事はコミケですね。皆さんにお会えることを心から楽しみにしつつ、ここで一旦キーボードをおいて、新しいスクリプトを組んでいきたいと思いますw
 
 それでは、再見〜
2006/12/24黒澤一樹
BGM「稲垣純一/クリスマスキャロルの頃には」

前に戻る